そう、あれは今から十数年前のこと。当時の私は高校生、人生で1度も髪を染めたことがなかった。体質的にも色素が薄くて自然の茶髪だった為、周りからはいつも羨ましがられたし立ち寄ったコンビニの店員さんに「すごく髪きれいですね!」と突然話しかけられたこともあるのは密かな自慢だ。
あれから月日は流れ、度重なるカラーリングとパーマ、栄養が完璧とは言えないズボラな手料理のおかげで30代をむかえた私の髪はもはや悩みだらけになってしまった。
ひとつめの悩みはカラーが落ちること。
明るめの色が好みで染め始めたけれど、地毛と色が違いすぎるとすぐに根元が目立ってきてしまう→染め直すのは時間もお金もかかるからもう染めなくてもいいようにと暗めの色で染め直す→結局色が抜けて染め直さないといけない→どうせ染め直すなら好みの明るい色にしよう→振り出しに戻る。といった感じで無限ループに陥るのはきっと私だけじゃないはず。
ふたつめの悩みは髪のパサつき。
美容院でトリートメントをして貰って、指通りに感動したはずなのにあっという間にパサつく髪の毛たち。ノンシリコンのちょっと高いシャンプーを使って、美容院で買った保湿ミルクも使い、ボーナスで購入したレプロナイザーで乾かして自分的にはできること全部やっているつもりなのに、なのに、、櫛どころか指も通らないくらい絡まりあう自分の髪を見ながら、つい出てしまうため息。でも毎月美容院で高いトリートメントする余裕もないし、大丈夫きっと誰も私の髪なんて気にしちゃいない。と開き直り始めたりもする。
でも本音は美髪になりたい!同年代でツヤ髪の人をみるとついお手入れの仕方を聞きたくなってしまう、そんなアラサー女子の髪事情でした。